住宅において基礎コンクリートはとても大きな重さを支える、大切な役割を担っています。
そして、取り替えの効かない重要な構造物でもあります。
住宅という大切な財産を、50年、100年と長期的に利用するためには、住宅を支える「基礎コンクリート」の適切な点検とメンテナンスが重要です。
(現在では長期優良住宅も多くなってきており、点検とメンテナンスは必須です)
早めの補修が大切です
住宅の築年数が経過すると、その大切な基礎コンクリートに「クラック(ひび割れ)」が入ってきます。ある程度のひび割れは、乾燥収縮により避けられませんが、小さなものを放置することで大きなひび割れになることがあります。
また、基礎に鉄筋が入っている場合は、ひび割れから雨水や大気中の炭酸ガスが侵入し、内部鉄筋に錆が発生、「爆裂」という被害の大きい状態になることさえあります。
この状態(爆裂)になると、基礎の耐久性は著しく損なわれ、工事費用も多く必要となります。
こうなる前に、クラック補修工事を行うことが重要です。
当組合の基礎クラック補修のポイント
・注入ドーム工法
鉄筋コンクリートのひび割れ部分にゆっくりと時間をかけてエポキシ樹脂を注入、コンクリートの諸性能(構造力・耐久性・水密性・気密性)を回復。
※施工は基本的に床下(基礎内側)から行います。
・長寿命なエポキシ樹脂を使用
1967年に広島の原爆ドーム保存工事(注入と接着)にも使用、原爆ドームは現在も健全な状態を維持しているという、実績のある材質。
※JIS A 6024:2015 適合品(建築補修および建築補修用エポキシ樹脂)
・国の仕様に則った工法
国交省「建築改修工事共通仕様書」に採用されている安心の技術「自動式低圧樹脂注入工法」
施工の流れ
床下検査(クラックの本数、クラックの長さや幅なども確認)
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注入ドーム工法にて施工
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